【5月25日は世界甲状腺デー】知ることからはじめる、甲状腺のこと
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世界甲状腺デー(World Thyroid Day)は、毎年5月25日に定められている国際的な記念日です。
2008年に欧州甲状腺学会により制定され、甲状腺の健康や甲状腺疾患の治療の進歩について、広く認識と理解を深めることを目的としています。現在では、米国・ラテンアメリカ・アジア・オセアニアなど、各国・地域の甲状腺学会がそれぞれ啓発活動を展開しています。日本においても日本甲状腺学会などが、甲状腺疾患の啓発や検査の重要性を伝える取り組みを行っています。

日本甲状腺学会が甲状腺疾患の啓発・検査推進のために定めたシンボルマーク「バタフライリボン」
甲状腺は、私たちの体を支える大切な臓器
甲状腺は、首の前側、ちょうど喉ぼとけの下あたりにある、蝶々のような形をした小さな臓器です。
重さは約10~20g、大きさは約45mm×40~50mmほどで、やわらかく、通常は外から触れてもわからないため、あまり意識されることはありません。しかし、この甲状腺は、私たちが生命を維持するために欠かせないホルモンを作っています。甲状腺で作られるホルモンは「甲状腺ホルモン」といい、新陳代謝を活発にし、成長や発達を促すなど、全身のさまざまな働きを支えています。甲状腺は小さく目立たない存在ですが、全身のバランスを支える、とても大切な役割を担っているのです。
体調の変化に気づいたら
甲状腺の病気は、身近でよくある病気にもかかわらず、治療を受けていない方が多い病気です。疲れやすさやだるさ、不眠、むくみ、皮膚の乾燥といった不調があっても、その原因が甲状腺にあると気づかれず、受診が遅れてしまうこともあります。気になる体調の変化がある場合は、まずはお近くの医療機関へご相談ください。
主な症状の一例
・安静にしていても脈が速い ・息切れがする ・手や指先がふるえる ・体重減少
・食欲亢進 ・手足がむくむ ・冷え症 ・首の一部が腫れる ・首に圧迫感を感じる
まずは、甲状腺を知ることから
甲状腺の病気には、バセドウ病や橋本病、甲状腺腫瘍や甲状腺がんなど、さまざまな疾患があります。これらは決して珍しいものではなく、身近にみられる病気のひとつです。まずは、甲状腺という臓器の存在を知ることが、体の変化に気づくきっかけにつながります。
兵庫県神戸市にある甲状腺の専門病院・隈病院の医師が監修する「甲状腺ナビ」では、甲状腺の病気や症状、基礎知識について、専門的な内容をわかりやすく解説しています。